十和田市伝統芸能WEBサイト
●沢田鶏舞保存会
【紹介文】
沢田鶏舞は、江戸時代末期に五戸町切谷内からおいらせ町下田本村に伝えられたものが、明治20年代に沢田の水尻住民に伝えられたものです。伝承当初は水尻けんばい(剣舞)といい、水尻・向村・舘の3集落の踊り手で構成され、主に祝福芸能として踊られました。この芸能は、徳川三代将軍家光公が命令して、家臣の屋敷内に現れる亡霊を剣舞念仏で除霊させたとの言い伝えから、剣悪霊退散の供養踊りとして広まったといわれています。また、鎮魂の霊力があるとされる鶏をかたどった烏帽子をかぶることから鶏舞の文字をあてるようになったといわれています。
9月の沢田八幡神社の祭礼時に、無病息災、五穀成就を祈願して奉納され、タイシカ1人、シケンバイ2人、トリッコ数人が作り物のシダレヤナギを囲んで輪になって踊ります。
平成5年7月5日に旧十和田湖町の無形文化財に指定されました。
【所在地】
沢田地区
【上演機会】
沢田八幡宮例祭(9月15日)
【その他の上演】
沢田小学校運動会(5月)
県南フェスティバル(7月上旬)
東光寺(8月16日)
十和田湖公民館祭り(11月上旬)
●六日町鶏舞保存会
【紹介文】
六日町鶏舞は、江戸時代に伝承されましたが、明治時代初頭に中断した後、1945(昭和20)年に六戸町鶴喰の鶏舞を習って復活しますが再度途絶えてしまいました。しかし、1974(昭和49)年に、三戸郡新郷村戸来の金ケ沢鶏舞の指導を受けて復活し、現在に至ります。神社の祭礼でも踊りますが、元来は墓地などで先祖の霊を慰める精霊供養の念仏踊りです。
鶏舞は、タイシカン1人、シケイバイ2人、その他数人が、作り物のシダレヤナギを囲んで輪になって踊ります。演目には「通り」「庭入り」「庭はき」「一本扇子」「さんば」「二本扇子」「高太刀」「もみ入れ」「七拍子」「あやおどり」「庭引き」の順序で踊られます。
1995(平成7)年3月22日に市の無形文化財に指定されました。
【所在地】
六日町地区
【上演機会】
六日町喜多美町共同墓地供養(8月13日)
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