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第17回十和田市写真コンテスト
総 評
『平成29年度 十和田市写真コンテストの審査を終えて』
十和田市の写真コンテストも17回を数えて、作品を拝見しながら少し中だるみのような感じを受けました。十和田市のさまざまな風景を皆さま大変よく撮影されておりますが、もっと新鮮な発見があっても良いと思います。季節や出来事、平凡で身近な日常の中にも切り取り方や感じ方で表現は大きく広がります。
スマホで気軽に撮影ができる時代です。写真の世界が変化しています様々な表現方法があるでしょう。各自の感性を思いっきりいかして、斬新な作品がたくさん出来上がるのを期待しています。
上位の作品はさすがに狙いが独特で、力強いものが多くありました。素晴らしい風景ちりばめられている十和田市の魅力をさらにカメラにとらえていただきたいと思います。心がこもった渾身の作品を見せていただき本当にありがとうございました。
審査員 和田 光弘
(日本写真家協会会員、日本大学芸術学部写真学科講師、十和田市出身)
最優秀賞
『湖畔の桜』
撮影者:
松林 操さん (七戸町)
撮影場所:
十和田湖
講評:
湖畔が春めいてい桜が湖畔一面に咲き誇り、ブルーの空の反射が大変美しい。画面中央の水鳥がなんとも愛らしい。
十和田市写真コンテスト
優秀賞
『夕照のむらさきやしお』
撮影者:
木村 清栄さん (青森市)
撮影場所:
十和田湖
講評:
十和田湖を真っ赤に染める西陽の中で、手前に入れた花の枝ぶりがちょうどよい。よくこの時間まで粘って撮影したと感心した。
優秀賞
『高森山展望台の夏夜景』
撮影者:
佐藤 幸一さん (十和田市)
撮影場所:
高森山
講評:
八甲田連峰の稜線が青く輝いて幻想的である。長時間露光で星の回転するフォルムを画面いっぱいに表現して力強い。
星の写真は多くあるが十和田市を包む八甲田の自然が壮大にとらえられていて素晴らしい。
和田光弘賞
『降りそそぐ銀河のシャワー』
撮影者:
白山 健悦さん (おいらせ町)
撮影場所:
駒っこランド
講評:
駒っこらんどの遊具を思い切りよく置いて不思議な存在感を出し、天の川の美しい星の流れを取り込み、独特な画面構成を見せている。
空間の処理が素晴らしい。独特な画面バランスで目をひいた。
春の十和田賞
『かたらい』
撮影者:
逓駅 和子さん (東北町)
撮影場所:
官庁街通り
講評:
花びらのじゅうたんの中で馬とカエルとの触れ合いが心和ませる作品である。思い切ったアングルと黄色の斜光が効果的である。
春の十和田賞
『桜道の「オサンポ」』
撮影者:
小笠原 正明さん (十和田市)
撮影場所:
官庁街通り
講評:
満開の桜の中を子どもがピンクの傘をさして歩いている。何気ない風景だが、のどかな春が伝わってくる。子どもを見ている馬の表情がなんとも優しい。
夏の十和田賞
『初秋のステージ』
撮影者:
附田 日出行さん (七戸町)
撮影場所:
奥入瀬渓流 銚子大滝
講評:
銚子大滝にかかる光芒が美しい。特にハイライトが素晴らしい。ただし、手前左下のロープが見えるのが残念である。
秋の十和田賞
『朝日が昇るころ』
撮影者:
古川 浩さん (十和田市)
撮影場所:
桜の広場
講評:
オレンジ色の時刻の中にカリヨンをシルエットでとらえ、逆光の美しさが表現できている。木の枝の細かいのが少々うるさく感じる。
秋の十和田賞
『秋彩』
撮影者:
清水目 章司さん (七戸町)
撮影場所:
官庁街通り
講評:
思い切ったアングルと狙いが良く、彫刻の馬がポイントになっているは良いがパンフォーカス(全体にピント)になっていないのが残念である。
秋の十和田賞
『ぼくが先だよ』
撮影者:
宮本 範道さん (十和田市)
撮影場所:
官庁街通り
講評:
落ち葉の頃、馬に駆け上がったりして遊ぶ子どもたちと、嬉しそうに子どもたちを見守る馬の表情がなんとも良い。背景のカリヨンも効果的である。
冬の十和田賞
『しぶき跳ねる』
撮影者:
福田 和郎さん (八戸市)
撮影場所:
十和田湖
講評:
しぶき氷のかたまりに波のしぶきが打ち寄せる一瞬のシャッターチャンスをうまくとらえている。動的な写真で、冬の十和田湖の力強さが伝わってくる。
冬の十和田賞
『風と湖水の技』
撮影者:
斎藤 茂さん (青森市)
撮影場所:
十和田湖
講評:
手前に氷しぶきを大きく配置して、背景の太陽と中心の波もアクセントになっている。透過光による氷の質感も素晴らしい。
佳 作
『官庁街通りのアフターファイブ』
撮影者:
井端 政雄さん (十和田市)
撮影場所:
官庁街通り
講評:
薄暮れの美しい時間帯に撮影して、町の色を表現している。欲ではあるが、この町一面にうっすらと雪が欲しかった。
佳 作
『至福の朝』
撮影者:
青山 一夫さん (十和田市)
撮影場所:
十和田湖
講評:
朝焼けの美しい時間帯に手前に桟橋を入れたのが良い。はるか向こうにうっすらと浮かぶ山の線も美しい。桟橋がもう少し手前でもよかった。
佳 作
『パフォーマンス』
撮影者:
畑井 康平さん (十和田市)
撮影場所:
十和田湖
講評:
よさこい祭りのフィナーレでの若々しい力が感じられるシャッターチャンスがおもしろい。
佳 作
『朝焼けの水面』
撮影者:
逓駅 隆英さん (東北町)
撮影場所:
十和田湖
講評:
早朝の凪ている湖面の美しさに朝焼けの赤がなんとも言えないポイントになっている。
佳 作
『2017春まつり』
撮影者:
鹿内 秀雄さん (青森市)
撮影場所:
アート広場
講評:
現代美術館広場のかぼちゃの中のイルミネーションと子どもの写りこみがメルヘンの世界を表現しておもしろい。
佳 作
『虹の滝秋彩』
撮影者:
中野渡 俊彦さん (十和田市)
撮影場所:
奥入瀬渓流
講評:
スローシャッターによる滝の流れに虹が写っているきれいな作品だ。ただ、手前の枝が少々うるさいのが残念である。
佳 作
『花火夜空彩る』
撮影者:
山下 茂さん (青森市)
撮影場所:
十和田市現代美術館
講評:
手前に美術館の馬の作品を入れ、背景の花火の美しさが良い。無駄のない画面構成である。
佳 作
『馬蹄ねぷた』
撮影者:
館山 昇さん (青森市)
撮影場所:
桜の広場
講評:
カリヨンの造形の一部に立佞武多を配置した狙いがおもしろい。
佳 作
『疾風のごとく』
撮影者:
山田 一夫さん (八戸市)
撮影場所:
緑地公園
講評:
スローシャッターによる動感撮影は良いが、矢のセットに手間取る姿がなんとも残念。白い馬が効いている。
佳 作
『はじけるイルミ』
撮影者:
漆舘 俊尚さん (十和田市)
撮影場所:
アート広場
講評:
光のページェントをズーミングによる撮影で幻想的に仕上げている。
佳 作
『サギの舞』
撮影者:
小山田 誓志さん (十和田市)
撮影場所:
十和田湖
講評:
サギの乱舞する姿を良くとらえている。背景がもっと入ると良かった。
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