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■第14回十和田市写真コンテスト・応募総数213点■
<総評>
第14回十和田市写真コンテストの審査を終えて
写真家 和田光弘
今回は全体的にレベルがアップし、見ごたえのある作品が多くありました。中には狙いが曖昧な作品や表現内容が希薄な作品もありましたが、応募が多いことを考えますと、写真を通して十和田市を表現することを身近に感じてくださっていること、十和田市を心の目でとらえようとする熱い意気込みがすべての写真から感じられました。
また、いつもお話しさせていただく事ですが、最近の特色としてインクジェットプリントが多いわけですが、プリントアウトのテクニックがまだ未熟な感じがいたします。せっかくの力ある作品もプリントの出来によって印象が違ってきます。
今回の最優秀賞は流鏑馬の決定的瞬間をとらえた躍動感にあふれた作品でした。たくさんの作品から、一写入魂を感じさせていただきました。ありがとうございました。
最優秀賞
『人馬一体の流鏑馬』
撮影者:
佐藤 幸一さん (十和田市)
撮影場所:
十和田市中央公園緑地
作品へのこだわり:
人馬一体で突進する流鏑馬の矢を放った瞬間を撮る点にこだわりました。
審査員からの講評:
十和田市の風物詩として流鏑馬が定着してきたように思う中、この作品は疾走する馬が傾いた体制の中で矢を放つ瞬間を決定的なシャッターチャンスでとらえている。超望遠レンズの効果がたいへん強い写真をつくった。
十和田市写真コンテスト
優秀賞
『蔦沼点景』
撮影者:
小笠原 正明さん (十和田市)
撮影場所:
蔦沼撮影に行き、偶然見かけた白鳥を点景にしました。
作品へのこだわり:
蔦沼撮影に行き、偶然見かけた白鳥を点景にしました。
審査員からの講評:
蔦沼の一部を切り取り、色温度の低い部分(赤の部分)と高い部分(青の部分)とのコントラストが素晴らしい。山の頂にかかる雪、その下の木々の色彩、残雪が残っているブルーの部分、湖面の色調と静かに浮かぶ白鳥と、画面のすべてが相まってとても幻想的な情景を作り出している。
優秀賞
『春宵の湖』
撮影者:
斎藤 茂さん (青森市)
撮影場所:
十和田湖旧瞰湖台
作品へのこだわり:
春になると様々な花々が十和田湖畔を飾ります。展望台に咲くヤシオツツジに鏡のような湖面を伝って夕焼けが射し込みました。燃えるような夕陽を受けたヤシオツツジの花は一段と煌めきをまして、春の宵を謳歌していました。
審査員からの講評:
今まさに夕陽が沈む瞬間の、時間の緊張感の中にヤヤオツツジを圧倒的に手前に置いて、凛とした春の一時を表現している。補助校による光を見事にとらえて全体をまとめている。
和田光弘賞
『メルヘンのへ入り口』
撮影者:
逓駅 和子さん (東北町)
撮影場所:
官庁街通りアート広場
春の十和田賞
『ワンワン物語』
撮影者:
逓駅 隆英さん (東北町)
撮影場所:
官庁街通り
春の十和田賞
『疎水朱映』
撮影者:
中野渡 俊彦さん (十和田市)
撮影場所:
稲生川 (さくら橋)
作品へのこだわり:
朱橋の朱が川にうつる時を待って枝垂桜と柳を入れた構図にしました。
審査員からの講評:
目にも鮮やかな朱塗りの橋が川面に写る時間を待って撮影したという、狙い通りに美しい風景がとらえられた。まさに作者の思いがそのまま表現できたと思う。手前の枝垂桜も画面に力強さをもたらして、重厚感のある作品になっている。
夏の十和田賞
『朝モヤひまわり』
撮影者:
竹井 政男さん (八戸市)
撮影場所:
もう少し早ければモヤが濃かったかも?
作品へのこだわり:
もう少し早ければモヤが濃かったかも?
審査員からの講評:
朝モヤの中で咲くひまわりの群生が雄大な作品にしている。朝モヤの霧の加減は狙い通りであっただろうか。朝モヤの中に浮かぶ山のかたちもまた、この作品に一役かっているようである。
夏の十和田賞
『菅沼にて』
撮影者:
大南 久美子さん (南部町)
撮影場所:
蔦の森・菅沼
作品へのこだわり:
宙玉で大好きな空間を遊んでみました。
秋の十和田賞
『秋の影』
撮影者:
木村 清栄さん (青森市)
撮影場所:
湖面の落葉が印象的でした。
作品へのこだわり:
湖面の落葉が印象的でした。
秋の十和田賞
『三日月と夕焼け』
撮影者:
相内 悦子さん (青森市)
撮影場所:
奥入瀬川御幸橋付近
作品へのこだわり:
夕焼けの中に三日月が見えたので入れてみました。
冬の十和田賞
『ファンタスティックな夜』
撮影者:
山本 敏夫さん (八戸市)
撮影場所:
官庁街通りアート広場
作品へのこだわり:
少し雪が積もった灯りが独特な色合いでした。
佳作
『Moon Light』
撮影者:
青山 一夫さん (十和田市)
撮影場所:
十和田湖
佳作
『演技がはじまったよ』
撮影者:
秋田 賢一さん (青森市)
撮影場所:
官庁街通り
作品へのこだわり:
手前の旗と両側の観客を入れて撮りました。
佳作
『ハイ!よくできた』
撮影者:
深持板ノ沢
撮影場所:
深持板ノ沢
作品へのこだわり:
祭りに笑顔を入れたいと思っていたら目の前で。
佳作
『花のワルツ』
撮影者:
松橋 洋司さん (東北町)
撮影場所:
官庁街通り
佳作
『暗闇のハート』
撮影者:
十和田湖休屋
撮影場所:
ハート型とステージイルミネーションが暗闇に輝いています。
作品へのこだわり:
ハート型とステージイルミネーションが暗闇に輝いています。
佳作
『神楽-権現舞』
撮影者:
皆川 哲次郎さん (十和田市)
撮影場所:
舞いの厳かさと躍動感に感銘を受けて撮影をしました。
作品へのこだわり:
舞いの厳かさと躍動感に感銘を受けて撮影をしました。
佳作
小笠原 あけみさん (十和田市)
撮影者:
小笠原 あけみさん (十和田市)
撮影場所:
稲生川
佳作
『落葉湖』
撮影者:
十和田湖瞰湖台
撮影場所:
十和田湖瞰湖台
作品へのこだわり:
紅葉の最終章です。水中の落葉と水面に映る紅葉、陰のバランスに注意しながら撮影しました。
佳作
『母子でソーラン』
撮影者:
官庁街通り
撮影場所:
子が見よう見まねで踊っていました。
作品へのこだわり:
子が見よう見まねで踊っていました。
佳作
『さくらとタッチ!!』
撮影者:
小笠原 織都子さん (十和田市)
撮影場所:
市役所前
作品へのこだわり:
官庁街のきれいな桜が鏡のイスに映っているのを見た息子が、手を伸ばし触ろうとしているところです。
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