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【第12回十和田市写真コンテスト】

<総評>

十和田市写真コンテストの審査を終えて

写真家 和田光弘

今年は一段と作品のレベルが上がって、選ぶことに時間がかかりました。その年の風景やイベントで今までに見たことのない角度から表現した写真で、技術面や感覚的な面でしっかりしている作品を中心に選ばせていただきました。十和田市を感じさせる写真ということで今まで審査をさせていただきましたが、なかなか思うような写真は撮れないものだと思います。私も鎌倉から毎月十和田に帰ってきて撮影をしていますが、考えたとおりの写真が撮れなくてスランプを感じることもあります。それでもシャッターを押したときの感触が軽く、そして指先に電流が走ったような手応えがあるときに良い写真が撮れているように思います。それは気の遠くなるような数のシャッターを押している中に数回あるかどうかではあります。数多くの経験を重ねることと、撮影の時に何を狙い、どのよう表現していくのか、撮影のコンテをしっかりと考えながら行動することが良い作品につながっていくのだと思います。

最優秀賞

『破鏡の湖』

撮影者:

斎藤 茂さん

撮影場所:

子ノ口

講評:

24年ぶりに結氷した十和田湖の湖面は、まるで壊れた鏡の破片を浮かべたようである。氷のかけらが漂う湖面の向こうに御倉半島が夕日をバックにシルエットで見えている。タテ位置の写真のほとんどを結氷の湖面で占め、はるか向こうに御倉半島を取り入れて、結氷のインパクトをものすごく力強く訴えている。最近にはない迫力ある写真である。

十和田市写真コンテスト

最優秀賞

『氷模様』

撮影者:

館山 昇さん

撮影場所:

十和田湖瞰湖台付近

講評:

24年ぶりの十和田湖結氷の好機到来に、通行止めになっているところまで徒歩で行ったであろう絶好のアングルから凍った十和田湖をとらえた雄大な作品である。この時期にはめったにない快晴の空の青さと氷の白とのコントラスト、手前に置いた色、温度によるブルーの色調もすばらしい。

優秀賞

『お月見』

撮影者:

竹井 政男さん

撮影場所:

十和田市官庁街通り

講評:

官庁街のイルミネーションに白い現代彫刻が青く染まっている。その夜の空には満月が浮かんでいる。現代彫刻に目がひとつ、月見を楽しんでいるような冬の夜である。思い切ったフレーミングで彫刻と月をバランス良く画面に取り入れ、空間の処理の力量も感じられる力強い作品である。

優秀賞

『静寂の十和田湖』

撮影者:

坂本 範彦さん

撮影場所:

子ノ口付近

講評:

しぶき氷のつららを手前にぐっと引きつけて捉え、水面の向こうに半島を組み込んだ画面構成のバランス感が素晴らしい。銀塩写真にこだわり続ける意欲はなかなかである。

優秀賞

『夜桜に彩り』

撮影者:

都川 正敏さん

撮影場所:

十和田市現代美術館前

作品へのこだわり:

満開の桜がライトアップに幻想的に浮かんでいる。夢の中のような光景に現代彫刻が背後にしっかりと存在している。夢にも似た風景と現代芸術のバランスが作者の感性の素晴らしさを伝えている。

特別賞

『メルヘンと花火』

撮影者:

郡川 嚴さん

撮影場所:

十和田市現代美術館前

講評:

野外に置かれた現代彫刻をメルヘンの世界と捉え、薄暮の空に花開いた花火を多重露光で組み合わせた不思議な世界を見せてくれる作品である。彫刻と花火の構図も良い。左に見える小さな鉄塔もメルヘンの森のひとつに見えておもしろい。

入選作品

『エメラルドグリーンの蓮氷群』

撮影者:

相内 悦子さん

撮影場所:

十和田湖

講評:

氷と雪が作り出した造形美はまるで蓮池のようである。光景のコントラストげ幻想的で、湖面の広がりも伝えてはいるが、画面上部の空間の処理が曖昧で、作品の訴求力を半減させているのが残念である。

入選作品

『十和田湖―朝暉』

撮影者:

皆川 哲次郎さん

撮影場所:

御鼻部山瞰湖台

講評:

赤く染まった御鼻部山からの朝日が素晴らしい。残念なのは、雲と湖面と半島がダブって見えていること。画面のメリハリが欲しかった。

入選作品

『黎明』

撮影者:

神 玲子さん

撮影場所:

十和田湖

講評:

御倉半島のフォルムと朝日の木漏れ日が湖面に黄金色に映りこんでいるのが素晴らしい。全体のバランスも良いと思う。

入選作品

『花びらの向こうがわ』

撮影者:

逓駅 隆英さん

撮影場所:

十和田市官庁街通り

講評:

現代美術館の大きな窓ガラスに桜の花びらがくっついているのと、向こう側に見える彫刻の組み合わせがおもしろい。ガラスの緑色も不思議な世界を醸し出している。

入選作品

『月下に咲く』

撮影者:

小笠原 正明さん (十和田市)

撮影場所:

十和田市官庁街通り

講評:

満開のさくらがスポットライトで不思議に浮かび上がり、その下で馬の彫刻が幻想的に浮かび上がっている、夢の中のような写真である。ぽっかりと浮かんだ月が、全体の良いポイントになっている。よく見ると、彫刻の馬の背に乗ろうとしている子どもの姿があって微笑ましい。

入選作品

『早暁の刻』

撮影者:

清水目 章司さん

撮影場所:

十和田湖白地山展望台

作品へのこだわり:

十和田湖を一望できる白地山展望所にまだ暗いうちから登って、日の出にシャッターチャンスを狙った力作である。右上の月もポイントとして活きている。明け始めの空を雄大に捉え、まだ明けぬ湖を下方に置いた心憎い画面構成である。

 

入選作品

『最終電車』

撮影者:

上坂 正夫さん

撮影場所:

十和田市駅

講評:

今年で最後の十和田電車をイルミネーションとのコントラストの中で捉え、最終電車の哀愁が漂う作品になっている。ただ、電車が画面の中で大きすぎて、物悲しさが少々薄れた感がある。

 

入選作品

『蔦沼の星空』

撮影者:

佐藤 幸一さん

撮影場所:

蔦沼

講評:

あまり見たことのない星空の蔦沼である。

モノトーンの画面が幻想的である。

 

入選作品

『虹冠』

撮影者:

小山田 誓志さん

撮影場所:

蔦沼

講評:

蔦沼にかかる虹を良く捉えていると思う。色温度による早朝の赤の色彩がさらに出ていると、さらに画面が引き立ったと思う。

入選作品

『華麗なる女流騎士』

撮影者:

小山田 誓志さん

撮影場所:

蔦沼

講評:

蔦沼にかかる虹を良く捉えていると思う。色温度による早朝の赤の色彩がさらに出ていると、さらに画面が引き立ったと思う。

 

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